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あらゆるストレスを回避する②


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色素細胞は神経細胞の一種のため、このようなストレスの悪影響から逃れることができません。色素細胞がダメージを受けると、肌の構造のスポンジの凹凸の形は崩れ、それがスポンジの上のハンカチの部分まで崩し、肌の表面のバリア機能も崩れやすくなります。結果として、肌はカサカサな状態になるのです。この段階で、ストレスを軽くして体内の緊急事態を解除し、正常な身体に戻れば肌の状
態も回復します。しかし、過度なストレスを抱えたままでは、肌の状態は悪化の一途をたどることになるのです。さらに、肌がアレルギー反応を起こすこともあります。肌の表面のバリア機能は、洗顔で強くゴシゴシとこすっただけでも簡単に破壊されます。

肌の表面には、目に見えない細菌がたくさんいますので、壊れたバリア機能から肌の奥へ細菌は入り込もうとします。それを防ごうと、肌にある毛細血管からは免疫細胞が集まってきます。ところが、ストレスによって免疫細胞もビリビリしていると、冷静な判断は下せません。1対1で退治できる相手に、1対100ほどの総力を挙げて挑もうとするのです。こうなると、身体は「かゆい」と脳に指令を出します。しかし、脳もストレスで神経伝達物質が上手く伝えられません。ほんの少しのかゆみでも、「とってもかゆい」と感じることがあるのです。そして、自然に指で肌を掻いてしまう。肌を掻くと、表皮のバリア機能はさらに破壊されていきます。そこにまたわずかな細菌が侵入し、免疫細胞は再び総力戦で挑む。

そんなことが繰り返されて、どんどん炎症が広がってしまうのです。こうなると、医療機関を受診して適切な薬を処方してもらうしかなくなります。このように、心的なストレスは肌にとってもよくありません。心的ストレスは、神経細胞の一種である色素細胞にも悪影響を与え、弾力やハリを失わせ、肌の組織の構造も崩れ、感染による湿疹などにも結び付くからです。美肌を考えるならば、心的ストレスをためないことがなによりです。しかし、ストレス過多といわれる時代。ストレスから逃れようと思っても難しい。でも、意識して逃れてほしいのです。

そのため、一般的にたくさんのストレス解消法が紹介されていますので、活用していただきたいと思います。大切なのは、ストレスの元凶となっている物事や人物を一瞬だけでも忘れることです。テレビ番組や音楽、ゲームでもOKです。ほんのわずかな時間でも、心的なストレスから解放されることが、肌の健康にも欠かせないのですから。忙しい毎日の中で、ストレス解消の時間を作るのが難しいと感じている方もいるかもしれませんが、ちょっとした時間でもくつろぐようにしましょう。

とはいえ、暴飲暴食や屋外での激しいスポーツは、肌の細胞にダメージを与えやすいので注意してくたさい。また、犬やネコとのふれあいが癒しになっている人もいますが、動物の毛に肌がアレルギー反応を起こすこともあります。 またお化粧をしている時間がお好きという方もいますが、それは肌への外的なストレスにつながります。心的ストレス発散のために、肌に外側からストレスを与えては、元も子もなくなってしまいます。美肌のためには、上手なストレス発散法を日常生活の中で見つけてください。

あらゆるストレスを回避する①

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肌の大敵は紫外線だけではありません。ストレスも強敵です。ストレスというと心に受けるダメージを想像される方が多いと思いますが、紫外線のように身体が外部から受ける刺激、あるいは、重い荷物を持ったときに身体にかかる負担、さらには、騒音や温度差などもストレスになります。もちろん、人間にとってはある程度のストレスは必要です。重い荷物を持ち上げると筋肉にはストレスがかかりますが、そのおかげで筋肉の細胞は刺激を受けて増殖します。鍛えて筋肉にストレスを与え続ければ、均整のとれた肉体を手に入れられるはずです。しかし、過度なストレスは禁物です。

肌にとっては、紫外線や化粧品などの外的な要因のストレスだけでなく、心にダメージを与える心的なストレスからも、悪影響を受けるのです。職場で上司から無理難題を押し付けられて、気が滅入るときはあるでしょう。毎日、そんな状態が続くと気分は落ち込む一方。楽しいことが考えられずにイライラして夜も眠れない。翌朝、鏡を見ると目の下にはクマができている。スキンケアの化粧品を欠かしていないのに肌はカサカサ。こんな経験はありませんか? 強いストレスを感じると、脳の下垂体というところから「副腎皮質ホルモン」が出ます。この副腎皮質ホルモンは、心臓がドキドキして血圧が上がるなどすることで、身体への危険を知らせる役割を担っています。

その危険信号に影響を受ける代表は、自律神経です。自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの両極端な働きを持つ神経から成り立っていますが、心臓がドキドキする、血圧が上がることに関わっているのは交感神経です。危険を察知した交感神経が活発になると、汗もドッと流れる、あるいは、鳥肌が立つようなことも起こります。上司から叱られた人では、うつむき加減の顔が蒼白になることがあります。それは、交感神経の影響で血管が収縮した結果、血流が少なくなったためです。そして、心臓がドキドキして血流が増えると、今度は顔が真っ赤になっていきます。

さらに、ギュツと結んだこぶしの中では、汗がドッと出る。手に汗握る状態も、交感神経が関係しています。こうなるように仕向けているのが、副腎皮質ホルモンなのです。副腎皮質ホルモンは、強いストレスを受けたときに、緊急事態を知らせるだけではありません。警報のサイレンを鳴らした車がスピードを出しすぎてハンドル操作を誤り、歩道に乗り上げて街路樹を破壊するかのように暴走を始めるのです。脳の記憶に関与する海馬の神経細胞も破壊し、神経伝達物質が正しい指令を送ることを阻むなど、副腎皮質ホルモンは、神経系に悪影響を及ぼすのです。

美肌生活の理想は引きこもり?②

肌のコラーゲンやヒアルロン酸などを生み出す細胞も、身体の外からの敵がいないだけに残業とは無縁です。しかも、肌の下には筋肉ではなく皮下脂肪が程よくあって、クッションや細胞の保護、情報伝達などのサポートもしてくれます。肌の細胞にとっては快適そのものです。ところが、長らく引きこもることで、身体に対して起こる他の悪影響が、ジワリと肌の細胞へも及んできます。たとえば、ホルモンのバランスが崩れて女性ホルモンの一種エストロゲンが減少すると、肌のコラーゲンが作られにくくなって肌が薄くなっていきます。

そのために、肌はその下にある毛細血管が透けて青白く見えるようになるでしょう。弾カやハリも失われ、のっぺりとした肌になります。加えて、肌の細胞組織も正常ではなくなるために、肌の表面のバリア機能も壊れ乾燥しやすくなるのです。一方、免疫機能のバランスが崩れていると、肌の表面のわずかな刺激でも炎症を起こします。かゆみを伴うために、肌を指で掻いてしまうと、肌の表面のバリア機能は破壊されて細菌やホコリなどが付着し、それがまた刺激となって炎症を引き起こすのです。際限なく続く炎症の連続の始まりといえます。

最初は小さかった肌の炎症はどんどん拡大していきます。それに伴い細胞はどんどん破壊されるのです。引きこもってプルプルの肌を人手したのはつかの間、身体の他の部分のバランスが崩れた影響が肌に及ぶことで、美肌は簡単に崩壊していきます。引きこもりの生活はおすすめしません。当たり前ですが、美肌のことだけを考えた生活習慣は止めましょう。身体全体の健康を考えなければ、その器官のひとつである肌にも、やがては悪影響を及ぼすことになります。美肌に集中するよりも、健康的な生活を過ごす方が人生を謳歌できると思います。

そこで、心掛けていただきたいのは「プチ引きこもり」です。真夏の太陽を一身に受けるようなときには、外出を控えて室内で過ごすことを考えてください。お買い物に出掛けるのも、早朝か夕方になってから。お仕事をしている方や、お子さんを学校に迎えに行く方は難しいかもしれませんが、真夏の週末の日中は、なるべくプチ引きこもりをしてみてください。特に肌の老化が始まったと感じている方に、プチ引きこもりはおすすめです。ただ、あまり紫外線を避けることに神経質にならないでください。ほどほどに紫外線を避けて健康的な生活を楽しんでいただきたいと思います。

美肌生活の理想は引きこもり?①

毎日運動をして活動的な生活をしている人は、精神的にも肉体的にも鍛えられて健康的です。人との交流も多く、ファッショナプルな装いで仕事や買い物、趣味などに意欲的に取り組んでいると考えられます。しかし、激しい運動と紫外線は、肌の細胞にダメージを与えざるをえません。人間の細胞の仕組みとして、健康的で楽しい毎日と、美肌の維持にはイコールにはなりにくいのです。では、心身的な健康を度外視して、肌だけの健康を考えた場合、どのような生活が理想的だと思いますか? 答えは、引きこもりの生活です。国内では160万人以上の引きこもりの方々がいると推計されており、ここでその状態を奨励するものではありません。

社会とのつながりを失い、うつ病などの精神疾患に結びつき、心身ともに苦痛を感じている方は多く、引きこもりの生活の解消を願うばかりです。ただし、肌の細胞を保護するという意味では、できるだけ外に出ないほうがよいのです。先程、ほどほどに紫外線を浴びて肌を強化するお話をしましたが、究極の美肌=美白を求めるならば、紫外線を遮断した室内で、フリーラジカルを生む運動もせずに、栄養バランスのとれた食事をして、2日に1回程度の入浴で身体の清潔を保つ。これが、肌の細胞を守るためには理想的といえます。細胞の老化は極力抑えることが可能ですし、セレブの人ならば仕事も家事もしないで、肌の細胞のことだけを考えた生活はできるはずです。

しかし、大多数の方々にはまず不可能でしょう。そして、肌の細胞のことだけを考えて、社会生活を放棄することは、身体の別の細胞にとっては弊害があります。紫外線やフリーラジカルから細胞を守るには、運動や外出を控えた方がいいといいましたが、局所の肌の細胞にとっては快適でも、脳の神経細胞や骨や筋肉などの他の臓器では悪影響に結びつきます。風邪で3日間ほど寝込んだ後、立ち上がって歩いたときにふらつきを感じた経験はありませんか? 骨や筋肉は動かしていないとすぐに衰えます。

美肌のために部屋の中でジッとして、身体を動かすことをしない状態が長く続けば、階段さえ上るのがつらくなると思います。加えて、ジッと室内にいることで脳にはストレスがかかり、さらには、自律神経も乱れやすくなり、その結果、ホルモンバランスも悪くなります。そして、免疫機能にも悪影響を及ぼすのです。それでも、最初のうちは肌の状態はプルプルです。肌の表面が清潔に保たれて適度な湿度もあれば、肌のバリア機能にも負荷はかかりにくい。色素細胞も、紫外線の少ない屋内では通常業務だけに徹していればよい状態です。

紫外線への免疫をつける②

紫外線によって肌の細胞が破壊されると、赤い炎症になり、炎症を鎮めるためにリンパ球という免疫細胞が集まって水疱を作ります。熟した鍋を水で冷やすように、炎症を水分などで治そうとするのです。しかし、炎症が全身に及ぶと、まるで悪い細菌が体内で暴れ回ったときのように、全身の免疫機能がフル活動することになります。そして、発熱にも結び付くのです。サンバーンといわれるこの状態は、肌にとっては火傷と同じです。数日後に炎症が治まっても、破壊された肌の細胞が元に戻ることができなければ、細胞は欠落した状態になりシワも生じます。細胞分裂そのものも減少することで、メラニン色素は沈殿し、シミの原因にもなるのです。

サンバーンは、絶対に避けるべき日焼けです。一方で、もともと肌の色が濃い方は、UVカットのスキンクリームを塗って海水浴をしていると、肌の色がそれまでより濃くなっていることがあるはずです。肌に赤みや痛みといった炎症は見られません。ただ、色が濃くなっただけ。これは、色素細胞とそれが合成したメラノソーム、さらにはメラノソームから放出されたメラニン色素が、しっかりと防御機能を果たしている証になります。これをサンターンといいます。日焼けをするならば、サンバーンではなくサンターン。そのためには、日頃から弱い紫外線を浴びておくことがポイントになります。

つまり、弱い紫外線で肌を慣らしておくのです。春から真夏にかけての紫外線が強い時期には、日光浴は避けるべきですが、秋から冬にかけての紫外線の弱い時期には屋外での散歩やスポーツを短時間楽しむことも一考です。曇りの時期は特におすすめです。弱い紫外線で肌にほんの少し刺激を与えることで、肌を守ってくれる色素細胞も元気になります。そのときに、UVカットの化粧品や衣類、さらには、外出後に化粧を落とした後の肌の保湿はお忘れなく。弱い紫外線に当たるといっても、当たりすぎては肌にダメージを与えますのでご注意ください。ほどほどが肝心です。また、太陽光を浴びることで肌にアレルギー反応を起こしてしまう方もいます。

紫外線は免疫力を正常に戻すといいましたが、一方で、「光アレルギー」といって肌の炎症を引き起こすこともあるのです。肌に炎症があるときには日光浴は避けた方が無難といえます。「肌が少し焼けた気がする」という程度が「いい日焼け」です。紫外線を防ぐためには、肌を少しだけ紫外線に慣らしてください。真夏では、帽子や衣類、UVカットの化粧品を使っても、少しの日焼けは起こりやすい。真夏にはしっかりと紫外線対策をしつつ、紫外線が弱くなる時期には、少しだけ屋外で紫外線を浴びて、紫外線に対する免疫力をつけて、肌の健康に役立てていただきたいと思います。

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